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2006年2月 1日 (水)

序章:なぜか笑えた卒業式

2005年10月1日、大学の学位授与式に列席しました。

私は放送大学で勉強していました。放送大学には「学習センター」と呼ばれる場所が各地域にあり、秋学期の学位授与式はそこの一室で行なわれます。今期の列席者は50人ほど。2度目3度目の参列という人も少なくありません。再入学を繰り返していくつもの専攻の学位を取る学生がたくさんいるからです。

会場の一番後ろに用意された付き添い人用の席には、卒業生のご主人や奥さんがほとんど。中にはベビーカーに乗せられた赤ちゃんの姿も。式の間ずっとグズリ気味でお父さんが一生懸命あやしていました。お母さんが卒業生なんですね。お母さんの席の隣には5歳くらいの息子さんが座っていました。大学側が用意した特別席。う~ん、普通の大学じゃ、まず見られない光景だろうな~。

私の場合も夫に付き添ってもらいました。卒業の暁には一緒に参加してもらおうと、ずっとずっと前から決めていたのです。他の卒業生も同じ気持ちなのだろうな。社会人大学生にとって、一番のサポーターは家族。

学位証授与は専攻ごと代表者のみが壇上に立ちました。卒業決定の感動はすでに味わい尽くしていたので冷静に式に臨んだつもりなのですが、自分の専攻の代表が学位証を受けとるときはさすがに目頭が熱くなりました。ああ、何とかやれた、頑張ってきた。私だけじゃない、ここにいる人たちはみんな、本人も家族も大変だったに違いない。こうして卒業できたのは幸せなことなんだ。そんな思いをかみしめたのです・・・。

さて、私の所属する学習センターには、メディア出演で有名な高橋和夫助教授がいらっしゃいます。国際政治スペシャリストで、アメリカ同時多発テロ以来、メディアに引っ張りだこです。

放送大学の歩く広告塔を自認される先生の祝辞は傑作! まず冒頭の挨拶。

えー、今日の式には、かなり若い付き添いの方がおられますが(赤ちゃんと少年のことです)、その方がいずれ大きくなられたときには、放送大学で学んでくださるはずだと信じております。(一同笑)

最後の締めのことば。

アメリカの大学では卒業式のことを、commencement exercises と呼びます。つまり「始まりの儀式」という意味です。卒業は終わりではなく始まりです。ですから皆さん、これで終わったと思わないで、再び放送大学に入学して別の専攻を勉強してください。お願いします!(一同大笑)

高橋先生の放送大学を愛する気持ちが十分に伝わり、大きな拍手喝采。

式の終了後、事務スタッフの手で一人ひとりに学位証が配られました。配り終えたスタッフが「もらってない方、いらっしゃいますか?」と聞くと、例の少年が手を上げて、場内大爆笑。20年たったらぜひ卒業してくれたまえ(^・^)。

いうわけで、高橋先生の熱意にほだされて(!)、「放送大学で学ぶ」というコーナーを作ることにしました\(~o~)/。

放送大学ってNHKのテレビでやってるやつ? とか、放送関係者の教育機関? とかよく聞かれるのですが、まったく関係ございません。単位を満たせば教養学士をもらえる、れっきとした正規の大学、それが放送大学。
ただ普通の大学とはシステムが違うので「へ~」と思われることがたくさんあるかも。

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