厳冬北海道2006 その2
北海道旅行2日目。今日は流氷を見に行きます!
・・・・・・・ところが・・・・・・・・・・・・。
私たちが北海道へ旅立つ前日、オホーツクの天気は強風。
氷が40km沖に行っちゃったあああ!
ウトロか羅臼あたりに行けば見れると聞いて、夫が悩む・・・
流氷のあとは、川湯に住む友人を訪ねる予定です。でもそれをキャンセルすれば、ウトロあたりまで行けるかも。
ところがですね、夫は自宅に携帯電話を忘れてきていて、友人の電話番号がわからない、連絡がとれない。さすがそこそっこの亭主、粗忽者 です"^_^"。
これはきっと、冬の北海道へまたいらっしゃい、という神様の思し召しだよ。
と、二人で勝手に決めつけて、とりあえず船に乗りました。運が良ければあざらしと出会えるかもしれないし。
砕氷船おーろら号が、今日はただの遊覧船(ーー;)。
あざらしさん、姿を見せてくれませんでした・・・。私たちがデッキに出たのも一度きり。寒そうにデッキに群らがる観光客を、ぽかぽかの船内で観察してました(何しに行ったんじゃ(__)
港を後にしてバスで網走駅に直行。川湯に向かって出発です。鈍行列車で2時間。
川湯温泉駅へ降り立つと懐かしさがこみ上げます。これで何回目の川湯かなあ。
駅の隣にある「あし湯」。
(そこそっこが写ってますが、顔は非公開^^ゞ)。
夫が携帯を忘れてきたので、友人に到着のお知らせができません。でも大丈夫。行くことは事前に伝えてあるし、家も知っています。彼の家は駅からかなり近い場所にあるのです。
友人と無事合流して、駅の隣にある「オーチャードグラス」という雰囲気たっぷりのカフェで、名物のビーフシチューに舌鼓。何度食べてもサイコー。シチューが口のなかでまったりとろけるぅぅ★。
デザートのチーズケーキも美味。甘すぎずまろやか~(^・^)。
昼食後、友人が鶴居村までドライブに連れて行ってくれました。
旭川と違って道路に雪が残っていません。これなら都会人でも運転できるかも(とは夫の希望的観測)。
タンチョウの集団。釧路湿原で双眼鏡越しに見たことがありますが、こんなにたくさんは初めて!
求愛ダンスも初めてナマで見た~!
飛び立つタンチョウを撮りたくて、夫は夢中でシャッターを切っていました。でもなかなか難しいようで・・・。
友人はアイヌです。ウタリ協会の支部長をやっていて、アイヌの文化復興に熱心です。
以前、私が英会話サークルのスピーチでアイヌの文化を紹介したことを話したら、言葉の話題で盛り上がりました。彼は最近、アイヌ語検定試験(のようなもの)を受けて見事合格。これを取るとアイヌ語の講師ができるそうです。
助詞があったり語順が同じだったり、アイヌ語と日本語は似ていますが、アイヌ語の場合は動詞が不規則変化どころか、まったく違う単語になるんだって。覚えるのが大変そう。
また、アイヌ語は長いこと使用が禁止されていた言語なので、近代的な単語(例えばテレビとか電話とかコンピュータとか)が存在しません。だからこれからそういう単語を作っていかなくてはならないとか。
「24時間、アイヌのことを考えている」とは彼の言葉。
何らかの使命や夢中になれるものを持つっていいなあ・・・。
彼はアイヌの活動のほかに、アイヌ伝統文様のアクセサリーや携帯ストラップを作ってお店に卸しています。
携帯ストラップとバレッタを買いました。模様がめちゃ細かいの。
素材に使っているエリマキ(ツリバナ)という木はすごく固いので、しばらく水につけて柔らかくしてから彫るそうです。
夫もストラップとブレスレットを買って、毎日身につけています。私たちのお守りです。
川湯温泉駅で友人と別れ、網走に戻り、網走からバスで女満別空港へ。
自宅に着いたのは夜中の12時近くで、ソーキチの夕飯が遅れてしまいました。玄関の鍵を開ける前から「遅いニャーッ、腹減ったニャーッ」という声が聞こえます。ごめんね~。
夕食後にくつろぐソーキチ。ちょっとスネてます。
こんなときは「スネキチ」と呼んでいます。
たった一泊二日の旅なのに、何日も出かけていたような充実度でした♪。
万全の計画を立ててくれただんなさま、旅先でお世話になった皆さん、いい子でお留守番をしていてくれたソーキチくん、ありがとうございました(^・^)。
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