2006年3月10日 (金)

厳冬北海道2006 その2

北海道旅行2日目。今日は流氷を見に行きます!

・・・・・・・ところが・・・・・・・・・・・・。

私たちが北海道へ旅立つ前日、オホーツクの天気は強風。

氷が40km沖に行っちゃったあああ!

ウトロか羅臼あたりに行けば見れると聞いて、夫が悩む・・・
流氷のあとは、川湯に住む友人を訪ねる予定です。でもそれをキャンセルすれば、ウトロあたりまで行けるかも。
ところがですね、夫は自宅に携帯電話を忘れてきていて、友人の電話番号がわからない、連絡がとれない。さすがそこそっこの亭主、粗忽者 です"^_^"。
これはきっと、冬の北海道へまたいらっしゃい、という神様の思し召しだよ。
と、二人で勝手に決めつけて、とりあえず船に乗りました。運が良ければあざらしと出会えるかもしれないし。
砕氷船おーろら号が、今日はただの遊覧船(ーー;)。

あざらしさん、姿を見せてくれませんでした・・・。私たちがデッキに出たのも一度きり。寒そうにデッキに群らがる観光客を、ぽかぽかの船内で観察してました(何しに行ったんじゃ(__)

港を後にしてバスで網走駅に直行。川湯に向かって出発です。鈍行列車で2時間。

川湯温泉駅へ降り立つと懐かしさがこみ上げます。これで何回目の川湯かなあ。

ashiyu1 駅の隣にある「あし湯」。
(そこそっこが写ってますが、顔は非公開^^ゞ)。

夫が携帯を忘れてきたので、友人に到着のお知らせができません。でも大丈夫。行くことは事前に伝えてあるし、家も知っています。彼の家は駅からかなり近い場所にあるのです。

友人と無事合流して、駅の隣にある「オーチャードグラス」という雰囲気たっぷりのカフェで、名物のビーフシチューに舌鼓。何度食べてもサイコー。シチューが口のなかでまったりとろけるぅぅ★。
デザートのチーズケーキも美味。甘すぎずまろやか~(^・^)。

昼食後、友人が鶴居村までドライブに連れて行ってくれました。
旭川と違って道路に雪が残っていません。これなら都会人でも運転できるかも(とは夫の希望的観測)。

tanchou タンチョウの集団。釧路湿原で双眼鏡越しに見たことがありますが、こんなにたくさんは初めて!
求愛ダンスも初めてナマで見た~!

飛び立つタンチョウを撮りたくて、夫は夢中でシャッターを切っていました。でもなかなか難しいようで・・・。

友人はアイヌです。ウタリ協会の支部長をやっていて、アイヌの文化復興に熱心です。
以前、私が英会話サークルのスピーチでアイヌの文化を紹介したことを話したら、言葉の話題で盛り上がりました。彼は最近、アイヌ語検定試験(のようなもの)を受けて見事合格。これを取るとアイヌ語の講師ができるそうです。
助詞があったり語順が同じだったり、アイヌ語と日本語は似ていますが、アイヌ語の場合は動詞が不規則変化どころか、まったく違う単語になるんだって。覚えるのが大変そう。
また、アイヌ語は長いこと使用が禁止されていた言語なので、近代的な単語(例えばテレビとか電話とかコンピュータとか)が存在しません。だからこれからそういう単語を作っていかなくてはならないとか。

24時間、アイヌのことを考えている」とは彼の言葉。
何らかの使命や夢中になれるものを持つっていいなあ・・・。

彼はアイヌの活動のほかに、アイヌ伝統文様のアクセサリーや携帯ストラップを作ってお店に卸しています。

strap balleta 携帯ストラップとバレッタを買いました。模様がめちゃ細かいの。
素材に使っているエリマキ(ツリバナ)という木はすごく固いので、しばらく水につけて柔らかくしてから彫るそうです。
夫もストラップとブレスレットを買って、毎日身につけています。私たちのお守りです。

川湯温泉駅で友人と別れ、網走に戻り、網走からバスで女満別空港へ。

自宅に着いたのは夜中の12時近くで、ソーキチの夕飯が遅れてしまいました。玄関の鍵を開ける前から「遅いニャーッ、腹減ったニャーッ」という声が聞こえます。ごめんね~。

sokichi1 夕食後にくつろぐソーキチ。ちょっとスネてます。
こんなときは「スネキチ」と呼んでいます。

たった一泊二日の旅なのに、何日も出かけていたような充実度でした♪。

万全の計画を立ててくれただんなさま、旅先でお世話になった皆さん、いい子でお留守番をしていてくれたソーキチくん、ありがとうございました(^・^)。

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厳冬北海道2006 その1

春が近づいておりますが、時間を少し巻き戻して冬にさかのぼります。

2月、夫と二人で北海道に行ってまいりました!
有給休暇が取れなくて、土日を利用した一泊二日の強行スケジュール。

旅行に行くたび、夫が「旅のしおり」を作ります。ええ、その旅がたった二人っきりでも、たった一泊二日でも作ります。

しおりに書かれた旅のタイトルは、

厳冬期の北海道/旭川・網走・川湯2日間の旅

寒そ~!!

当日の朝は早いっす。朝の4時に支度開始。外はまだ真っ暗・・・(:_;)。
超夜型の私は貫徹しました(前日の夕方に少し眠っておいて正解)。
ソーキチは今回ひとりでお留守番。餌やり器を2台駆使して、後ろ髪引かれながら出発しました。

ペット自動給餌器★わんにゃんぐるめ★クリアブルー ←うちで使っている餌やり器。シャッター、タイマー、保冷剤付き♪

飛行機で旭川に降り立つと、雪、雪、雪! 上着をたくさん着込み、タクシーをつかまえました。道路、ガチガチです。アイスバーンなんてもんじゃない、スケートリンク! なのに運転手さんはほとんど手放しで運転してるし、しかもよくしゃべるし(:_;)。
赤信号でブレーキをかけたのに、車がスルスル自動直進。停止ラインを完全に超えました。
「たまにハンドル取られそうになるんだよねー、わっはっは」。
だったらちゃんとハンドル握ってください! こわいよ~(;O;)
旭川では、道路も運転手さんの口もよく滑るらしい・・・。

目的地の旭山動物園に到着。雪が降ってるのにけっこうな人出。団体客もいっぱいいました。

事前に夫が「旭山動物園のつくりかた」という本を熱心に読んでいたので、私は旅のしおりとパンフレットを片手に彼の後をついていくだけ。

まずはアザラシ館

azarashi こんな風に、ガラス(?)でできた太い柱にアザラシ君が泳いでいます。プクプク泡を立てて、サービス精神旺盛(^O^)/。写真はクリックすると拡大します。

ペンギンの散歩は午前と午後、二回とも見れました。リーpenguingroupダーにくっついてのヨチヨチ歩きは本当にかわいい! でもペンギンさんたち、と~ってもマイペースなので、なかなか進まない・・・後ろをついて歩くスタッフのみなさま、寒そうでした。おつかれさまです・・・。

ペンギン館の中は透明なトンネルになっていて、左右上下からペンギンの水中遊泳が観察できます。海の中にいるみたいで、目が回る~(◎o◎)。

bear 白熊クン。寒くないんかな~。
ホッキョクグマ館の壁は水槽。目の前に飛び込んで泳ぎを披露してくれました。迫力満点~(~o~)。

fukuro ふくろう様。
穏やかな微笑みです。こんな表情で毎日を送りたいものです。

taka1 鷹の生態を学ぶコーナー。写真は飼育係のお兄さん。念のため、お顔は隠させていただきました。

実際にオオタカを飛ばしながら生態の講義をしてくれるのですが、鷹を使うお兄さんの姿、かっこよかったよお。はっきり言ってホレました。

講義の途中で、「誰か腕に乗せてみたい方、いませんか?」
夫が一番乗りで手を上げました。手袋をはめて次の瞬間・・・

鷹が舞い降りた!\(@0@)/

乗せさせてもらえると噂には聞いていて、でも半信半疑だったのです。まさか念願かなうとは・・・。これだけで彼はもう大満足!

monkey オラウータン館
さて問題です。写真の中にお猿さんはどこにいるでしょう!?
お猿さんたちが自然に近い形で暮らせるように、色々工夫されていました。

旭山動物園は至るところに工夫や手作りの味があります。例えば、他界した動物をお知らせするために、檻のところに「喪中」と書かれた看板があり、亡くなった動物さんの名前やイラストが手書きで添えてあります。

自然への配慮も少しずつなされています。普通のトイレにほかにバイオトイレというのがあり、水を使わず、オガクズで排泄物を分解する仕組みになっていました。このトイレ、イヤな匂いがまったくありません。オガクズで分解された排泄物は肥料になります。

園内の道はつるつる。夫が派手に転んで、周りから(妻にも)笑われました。ケガがなくて何よりです、ハイ。
(こんなこともあろうかと、密かに夫の健康保険証を持参していた私。うひゃひゃっ)

冬季の入園時間は短いのですが、小さい動物園なので目いっぱい堪能しました。夏にまた行きたいな~。

動物園を出て、次は網走へ移動です。
特急で4時間ですよ、4時間! やっぱり北海道は広いです。

網走に到着したとき、時間はすでに夜の9時近く。そのまま旅館に直行しました。ちなみにタクシーに乗るとき、夫がまたしても転びました。やっぱり笑うっきゃない>^_^<。
(保険証は使わずにすみました。ほっ)

旅館の夕食時間はとうに過ぎていたのですが、前もって代理店に頼み込んで(というか脅迫に近かったかも・・・(*_*;)、特別に出してもらいました。

カニ尽くしメニュー。カニの刺身、カニのしゃぶしゃぶ、カニのみそ汁、ゆでカニ、カニ雑炊・・・。私、カニはあまりたくさん食べられません。でも夫はカニが大好きなので、私の分まで平らげてしまいました。

お風呂に入って部屋の戻ると、お布団が敷いてない・・・(T_T)。フロントに聞いてみたら、スタッフはみんな帰ってしまって、残っているのは警備のおじさんだけ。ガーン・・・。
しかたなく自分たちで準備しました。夕食のムリを聞いてくれた旅館だっただけに、ちょっと残念。

明日も朝が早いっす。続く。

それにしても、ココログの障害&メンテナンス、長かったな~(-"-)。
フリーが問題ないって、どいういうこっちゃ~(--〆)。

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