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2008年7月30日 (水)

やっと気持ちの整理ができました。

ソーキチが糖尿病になって、ちょうど半年が過ぎました。

ソーキチの病気がわかったとき私はまだ仕事をしていて、残り一週間ほどで退職することが決まっていました。

最初の数日は治療の都合により半日入院が必要だったので、ソーキチを病院へあずけたあと職場へ、仕事帰りにソーキチを引き取り、翌朝もあずけ・・・という感じで仕事をこなしていました。

しかしあるとき獣医師に、病院がストレスになって糖尿病が進行しているようなので、できるだけ早く在宅治療に切り替えたい、あと数日の通院ももたないかもしれない、と言われてしまいました。

こちらも一瞬困りました。あと数日で退職の日です。引継ぎもまだ終わっていません。あと数日で、2年間勤めた会社を円満に退職できるのです。

それでも決断は早かった。あと2日を残して、引継ぎもしないで退職しました。猫の病気で早めに辞めたいなんて、今の日本の社会では堂々と言えません。ウソをついて辞めました。

後味の悪い辞め方でした。2年かけて築いてきた上司との信頼を、最後の最後で失ってしまったのを感じました。でもソーキチの命には代えられないって思いました。

猫の糖尿病は治る可能性が低く、残りの猫生を、毎日インスリンを打ちながら過ごさなければならないと知ったときは、実はかなり動揺しました。

というのも、仕事を辞めたのはスキルアップのためであり、一年後には再び就職するつもりでいたからです。

しかし、インスリンによる低血糖の不安を抱えている限り、飼い主(私)の行動はある程度制限されてしまいます。夫婦ふたりだけの生活ですから、どちらかがメインで世話をしなければなりません。

私たち人間より寿命の短い生きものを飼うと決めたとき、老後や病気の世話については、ある程度覚悟をしていました。でもその時期が予想以上に早く来てしまったのです。

タイミングが悪すぎたのかもしれません。「仕方がない」と思い込むしかありませんでした。長い人生、思いがけないことが起こるのは当然なんだとあきらめるしかない、私なんて大して稼いでないんだから、これで正解なんだって思い込もうとしました。

でも、どこかでこの正解に納得できない自分がいました。未来図を失って、絶望的になっている自分がいました。

私はまだまだ、ソーキチへの愛情が足りないのかもしれない。ソーキチだけではなく、もしかしたら夫への愛情も足りないのかもしれない。だから今は、仕事より家族に愛情を注ぐために与えられた時間なのかもしれない。

放送大学を卒業したけど、大学の勉強だけじゃまだ物足りない気がする。だから今は、神さまがプレゼントしてくれた貴重な「勉強時間」なのかもしれない。

ソーキチの糖尿病から半年がたった今、やっと気持ちの整理ができ、こんな風に考えられるようになりました。

治療はまだまだ続きますが、夫や主治医の力を借りながら、ムリしないでやっていきたいと思います。

この記事のコメントの受付はいたしません。ご了承ください。

PS ワクチンの副作用がやっぱり出ました~。食欲がなくなり、低血糖にハラハラドキドキ・・・でも山は越えたようで、少しずつ元気になっています!

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