2009北風陸旅⑤おわら風の盆~昼の部~
◆9月2日(水)
翌朝はゆっくり起床。・・・・・・といっても、朝に9時ごろになるとテントの中が暑くなって、望まなくても目が覚めてしまいます。昼は暑いという話しはウソではないようです。
朝兼昼食は、これまた持参したレトルトカレー。今回のキャンプでは夫がお米を炊いてくれているのですが、作るたびにコツを会得しているようです。カレーライス、なかなかいける。
さて、今回の旅は何かとプチトラブルに見舞われたわけですが、私の最大のトラブルは、腕の日焼け。
毎日ちゃんと日焼け止めクリームを塗っていたはずなのですが、どうやら山では量が甘かったらしく、ヒリヒリ。山での感覚がやっぱり鈍ってるんだな~。
今日も午後の一番暑い時間を外で過ごすので、これ以上焼けたらやけど状態になってしまいそう。急いでドラッグストアを探し、UVグローブを購入しました。
準備万端、いよいよ八尾に向けて出発です。笹津駅から電車で数分。
JR高山線。こちらは赤の電車。
単線なので、上下線が同時に到着します。
さて、越中八尾の「おわら風の盆」ってどんなお祭り?という方に、しばし講義を。
ときは江戸時代の元禄15年。日本全国でさまざまな文化が栄えた時代です。この文化は庶民色が強いのが特徴。
そんな時代に「おわら風の盆」は始まりました。立春から210日目が台風の厄日にあたるため、災害が起きないように祈りをこめ、毎年9月1~3日に行われています。風の神様を静めるので「風の盆」と呼ばれるようですね。藁の束が大きくなるようにという願いを込め、「大藁」という言葉が展示で「おわら」となったといわれていますが、命名には諸説があるようです。
城下町を思わせる町並みを、地元の男女が、夜を徹してひたすら無言で踊り歩きます。艶やかな女踊りと、勇壮な男踊り、聞こえてくるのは三味線と胡弓の音色に、おわら節の切ない歌声だけ。
私の夫が15年ほど前、初めてテレビでこの踊りを見た時、「いつかこの目で生の踊りを見てみたい」と強く思ったそうです。
テレビで放送されて以来、かなり人気のこのお祭りですが、今年は平日開催なので、もしかしたら例年より人出が少ないかも。
夫が、「どうしても今年に行きたい」と言ったのは、ここに理由があったのです。
笹津駅から2駅で、越中八尾駅に到着しました。
続きますよ♪
※「おわら風の盆」について詳しく知りたい方は、越中八尾観光協会のサイトもどうぞ!
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コメント
9月はまだ暑いのですね。富山って涼しいというイメージがあるけど、それは嘘か……。
だんな様が食事担当なのですね。やはり野営の食事は男の仕事ですね。
おわら風の盆、は北海道からもパックツアーが開催されるくらいの人気です。
なんか、テレビドラマで取り上げられて人気になったんじゃなかったっけ?
でも、たいがいのツアーは、夕方~夜の入り口で踊りを見て帰っちゃうけれど、おわら風の盆の神髄は、深夜・夜通しの踊りにあると聞いたことがあります。夜通し踊る、というそこに、なにか神がかり的な物が降りてくるのだそうです。
そこそっこ先生はどんな旅程だったのかなー。
投稿: くりにゃー | 2009年10月 9日 (金) 15時28分
▼くりにゃーさん
そうですね、野営の食事は殿方に作っていただいた方が嬉しいですね。バーナーの使い方など、勝手が違いますから…。
>おわら風の盆の神髄は、深夜・夜通しの
>踊りにあると聞いたことがあります。
>夜通し踊る、というそこに、
>なにか神がかり的な物が降りてくるのだ
そうです。
そうなんですよ~。
だからプライベートでテント泊なんですよ~。
続きがちょっと停滞しちゃってますが、近いうちにまた更新再開する予定ですので、お楽しみに!
投稿: そこそっこ | 2009年10月11日 (日) 00時09分