2006年8月12日 (土)

日本西遊記-熊野

Rimg0160 そこそっこがぐっすり夢の中の夜明け、夫は密かに宿を抜け出して朝日の写真を撮りに行ってました。

今日は、この旅最後の世界遺産、熊野を見学です。

Rimg0161 熊野那智大社から見た那智大滝です。ずいぶん高いトコロから落ちてますね。この高さから滝を浴びたら相当痛いでしょう(いや死ぬかもしれないです)。

 熊野大社は不思議なところ。神仏融合により、神社とお寺が並んでいるんです。神社を参拝したあと、お寺で手を合わせました。

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熊野古道です。足が痛くなければ歩いたのに・・・。

 パンフレットなどの写真では、この風景に霧がかかっていて、何とも幻想的。早朝だったらそんな姿が見れたかもしれません。

ところで、熊野古道ってなに? という方のために、夫が作った旅のしおりから解説を抜粋。

「熊野には、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社の熊野三山と呼ばれる熊野詣の巡礼目的地があり、その参詣道を「熊野古道」というらしい。
道は大きく紀伊半島の東海岸沿いから大社まで、西海岸沿いから大社まで、真ん中を南北に高野山から大社まで3つあり、さらに枝分かれしてそれぞれが長い。
実は世界遺産に登録されたのはその中でメインルートとして使われていた「中辺路」の一部だけ。中辺路は長く体力もいる。しかし、世界遺産に登録された部分だけが熊野じゃなかろうと考えるので、かなり短くて趣のある路を選んでみた。
熊野川の上流にある熊野本宮大社もさびれた威厳のある風貌をしているから捨てがたいものがある。」

しっかり歩けば、こんな風景も見れたのかもしれません。

昼前にレンタカーを返却して、18きっぷで白浜に向いました。

060812_12110002 電車の中で食べました。クジラ丼です。
 昔、給食に出てきたクジラとは大違い。食べやすいです。

 060812_12110001

 めはり寿司の入った幕の内弁当です。めはり寿司とは、高菜の葉を塩漬けにして酢飯にくるんだもの。さっぱりしてておいしいです。

白浜では温泉に入る予定です。しかしこの温泉を巡って、旅の最後の最後に、現地で夫婦喧嘩が勃発しました。その内容は次の記事で。

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2006年8月11日 (金)

日本西遊記-熊野・那智

紀伊山地を越えます。ルートは、

R169(池原湖)→R309(東熊野街道、大又川)→R42熊野灘(鬼ガ城、七里御浜、熊野川、那智浜)。

とにかく走る走る。信号がないからスイスイ・・・のはずなのですが、道がくねくね。車に弱い人はすぐ酔っちゃうだろうなあ。

地元ナンバーの車は、カーブだろうがなんだろうが速い速い。ゆっくり運転の我が車をどんどん追い越していきます。関西の人は何事も速いのが好きなのかしら。

池原湖は大きなダム湖。どこまで行っても湖が続きます。ボートで釣りに興じる人の姿も。深そうです。落ちたら怖い。

途中で何度も眠りそうになりました。でも、運転している彼のほうがツライはず。歌を歌ったり(?)、何かしら会話を見つけ出しながら乗り切りました。

3時間くらい走ったでしょうか。鬼ヶ城に着きました。予定より早い到着です。

Rimg0159 波が激しいです。うすら寂しい感じ。夕方だから余計にそう感じるのかもしれません。でもこの風景、なんとなく見覚えがありますが・・・。

あ、わかったっ<^!^>。
2時間ドラマのエンディングと船越英一郎だ。最後に犯人が崖の上で罪を告白して自殺を図ろうとして、それを闇の帝王が止めるってシーンに風景が似てるんだ~。あーすっきり。

清流・大又川でシュノーケルも計画に入っていたのですが、もう夕暮れでムリそうです。

今日の宿泊は・・・未定!! 宿を求めて那智勝浦に向かいます。
計画ではキャンプ場泊か車中泊。ところが今日はとにかく暑い。屋久島ならともかく、この熱帯夜のなかでキャンプや車中泊はかなり辛そうです。旅も終わりに近づき、懐が寂しくなってきていたので、我慢するしかないなと、覚悟を決めました。
薄暗くなった頃、キャンプ場へ到着しました。しかし建物もサイトも明かりがまったくついていません。どうやら休業の模様。幸か不幸か(笑)。

街中を走りまわって、車中泊ができそうな駐車場にめぼしをつけたあと、何はともあれ腹ごしらえをすることに。市街にある竹原へ行きました。お目当てはマグロの内臓(ゲッ!)、うつぼ料理です、へへへっ・・・。

マグロの心臓にトライしました。普通のレバーですね、レバー。レバーが苦手なそこそっこ、亭主にほとんど差し上げてしまいました。うつぼはから揚げでいただきました。干物みたいな感じ。これはけっこう好きかも。酒のつまみにちょうどいい感じです(のんべえがばれてしまいます)。
マグロ定食はおいしかったですよ! ホームページの写真にもありますが、とっても厚いの。お腹いっぱいいただきました。久しぶりのおみそ汁も五臓六腑に染み渡りました。
伊勢海老のおつくり6,000円なり。さすがに手が出せません・・・(>_<)。

食事を済ませてお風呂へ。けっこう遅い時間になってしまったので、開いているお風呂はさくら湯しかありませんでした。しかしラッキーなことに、ここは素泊まり民宿でもあったのです。幸い部屋も空いていましたので、借りてしまいました~!!

今日の宿も無事確保。夜はクーラーのきいた部屋でのんびりテレビを観て過ごしました。

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2006年8月10日 (木)

日本西遊記-原爆ドームと資料館

宮島の次は原爆ドームです。そこそっこは原爆ドームを見たことがありません(夫は修学旅行で見たそうですが)。ドームも資料館も、日本人であれば一度は見ておかなければと、前々から感じていました。

Rimg0147 外から中の様子が垣間見れます。戦後修築を加えたとはいえ、生々しいものがあります。当時はもっとひどい状態だったのでしょう・・・。

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 慰霊碑です。今でも献花が耐えません。
 私たちも手を合わせました。

 資料館は撮影が禁止です。リンク先を参照してください。

 今日のそこそっこは今ひとつ体調が良くありません。旅が中盤にさしかかり、少し疲れが出てきたようです。この体調で資料館を回るのは重い・・・。

原子爆弾投下の候補地は他にもありました。爆弾の威力を見るための実験投下ですから、直径3マイル(約4.8km)以上の市街地を持つ都市の中から選ぶ必要があり、候補地は他にもありました(なんと京都・横浜も候補地に入っていたのです!)。
最終的に広島に決まったのは、連合軍の捕虜収容所がない唯一の都市だったから・・・。

資料説明を読みながら、背筋に寒気を覚えました。限りなく冷静に進められるマンハッタン計画に・・・・・・。

被爆後の広島は死の町と化し、何とか生き残った人たちには原爆症の恐怖が続きます。

この記事の投稿日は旅の日程に合わせておりますが、実際に書いている今日は8月15日、終戦記念日です。ついさきほど、「徹子の部屋」に野球解説者の張本氏が出演していました。張本氏は広島原爆の被爆者なのだそうです。アメリカを憎んだと言っていました。
プロ野球選手になって、アメリカ人選手が同僚になりました。彼らに広島の思いをぶつけました。しかし彼らにも真珠湾奇襲の言い分がありました。

先日、「火垂の墓」というドラマをテレビで観ました。優しさかったおばさんが、戦争の苦しみの中で冷たい人に変わっていきました。「これが戦争なのよ」という彼女の言葉が胸に突き刺さります。

戦争反対派のそこそっこなのですが、昨今の北朝鮮の脅威を見るに、やはり日本も軍隊や核の保有が必要なのかなと考えたりしていました・・・・・でも広島を訪れて思いました。やはり戦争はいけない。軍隊や核保有が抑止力になるとはいえ、「抑止」のままでいられる自制力を人間が本当に持ち合わせているのか、はなはだ疑問に感じてしまいました。

ああ、やっぱり重くなってしまいました。今日はなんかとっても疲れています。

次の記事はもうちょっと明るくいってみましょう。

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2006年8月 9日 (水)

日本西遊記-宮島・厳島神社②

夜の9時ちょっと前。夫のあとについて旅館を出ました。

やって来たのは船着場。どうやら船に乗るようです。しばらく待っていると、屋形船が到着しました。参拝遊覧です。昔と同じように、船に乗って海から厳島神社に参拝することができるのです! 船で鳥居をくぐれるのだー、これはサプライズ!!

外国からの団体が同船しました。日本人のガイドさんに「みなさんお国はどちらなんですか?」と聞いてみたら、こんな返事が。「イタリアなんですよ。うるさいでしょ?」。苦笑。確かに賑やかです。でもみなさん、浴衣を羽織って楽しそう。
宮島は思った以上に外国人観光客が多いです。日本人より多いかも。日本文化に興味がある人って多いのですね。

コースはこんな感じです

Rimg0137 今宵は満月。水面に写る柱が美しい・・・。

 いよいよ参拝です。神社に向かって船上から手を合わせました。
 イタリアの方々もご一緒に、ハイ、パンパンっ!

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 ぶれてしまいましたが、神社と満月です。こんな構図を拝めるチャンスは滅多にありません、とは船上ガイドさんの談。

Rimg0138_1 鳥居をくぐりました。遠くで見るよりかなり太い柱。予想以上に大きいです。

 夜の鳥居はライトアップされて綺麗です。

神社近辺は平均的に水深が浅く、潮の満ち具合によっては出航できないときがあります。
なので大潮・満潮のときは水位がもっとも高くなり、船上参拝の絶好のチャンスなのです。

そう、ヒントの答えはこれだったのです。今日は大潮、時刻は満潮、しかも満月。
今日この日の最後の遊覧に合わせて宮島へ到着するためには(しかも18きっぷを使って!)、日程調整にかなり苦しんだと思います。こんなステキなサプライズをくれたダーリンに、ホント感謝、感謝です♪。

逆に大潮・干潮のときは水深がかなり低くなるので、歩いて参拝できるそうです。もしかして今日はそのチャンス? でも、午前3時なんて絶対に起きられません(笑)。昼の3時に宮島にいたら、可能だったかもしれないなあ。

宮島の夜は興奮のるつぼの中で更けていきました。

翌朝は早起きをして町を散策・参拝してきました。朝の厳島神社の風景をお楽しみください。

Shrinebuidling Rimg0143_1 Shrinemorning_1

Shrinebuiding2 昨夜より水位がかなり下がってます。干潮のときは、もっと水がなかったんだろうな~。

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日本西遊記-宮島・厳島神社①

青春18きっぷで広島県の宮島へ向かいます。宮島口駅で降りてそこから宮島行きのフェリーに乗るわけですが、その前にちょっと早い夕食。広島名物、あなごめしをいただきました。
夫の気持ちの中に、ぜひ行ってみたいあなごめしのお店があったようなのですが、運悪くお休み。落ち込んだ彼は、あなごめしの写真を撮る気力もなくなったようで・・・(^_^;)。

宮島まではJRフェリーで15分くらい。18きっぷが使えるんですよ~♪。途中で厳島神社が見えます。とうとうやって来ました。いつかはこの目で見たいと思っていた大鳥居。写真はあとでゆっくりと・・・。

Rimg0131 海の中にカキの養殖場がありました。
 夕陽がきれいです。 

 宮島駅で鹿の大歓迎を受けました。観光客がエサを与えるので人間の食べ物の味を覚えた鹿が、ゴミをあさったり人間を襲ったりするのです。山に食べ物が少なくなったのも原因のひとつ。鹿さんは私のシャツの裾に噛み付くと、ムシャムシャ食べ始めたのです。やめれーーっ!
シャツだけでなく、屋久杉キーホルダーやお茶入りペットボトルにまで興味を示します。
ニュースで噂には聞いていたけどこれほどまでとはっ! 

今日の宿泊場所は菊がわ。和洋折衷の雰囲気のある旅館です。

さて、旅館でひと休みしてから、夫曰く、今夜のお楽しみの時間です。これから何が起こるか、実は私はまったく知らせていません。ヒントは、

日の出5:26 日の入り19:06 大潮 
満潮9:19、22:53 干潮3:11、15:45

だそうですが・・・、一体何が起こるのでしょうか!?

続きます。

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2006年8月 7日 (月)

日本西遊記-屋久島⑤

午後から車で屋久島を1周しました。屋久島は海岸線沿いに県道(国道だっけ?)が走り、ノンストップなら3時間ほどで一周できます。

屋久島の中心部、つまり山の部分が世界遺産に指定された主な場所ですが、西側にある西部林道は世界遺産に登録されており、車でも走れるのです。

Rimg0102 ←サルが車道端でノミ取りをしています。車が通ってもまったく動じません。

 Rimg0100 鹿とサルが出会ったらケンカになるのかあ・・・と夫と話していたら、さっそく見つけました、鹿とサル。ケンカするどころか、仲良く(?)散策していました。

大川の滝です。名滝ですね。流れの力強さが圧巻。

Rimg0107 人間の大きさと比べると、滝の迫力が一目瞭然。
 夫の説得も聞かず、ゴツゴツした岩を歩いて近づいてみました。どうしても近くで見たかったのです。

Rimg0106 滝の入口で売っていたジュース。ラベルは紙に印刷されていて、あとではがせるようになっています。リサイクルに熱心な屋久島です。

ジュースを売っていたおじさん、屋久杉の木工細工も売っていました。私たちの屋久杉キーホルダーを見て、「それよりこっちの方がいいよ」と笑って言いました。「自分たちで作ったの」と答えると、おじさんは「どこで!?」と目を丸くしてビックリ。自分たちの商売、あがったりですものネ。

滞在中のキャンプ場のことを話すと納得していました。そして教えてくれました。屋久島の宿泊所はけっこう極端で、「ここが部屋だから」みたいなぶっきらぼうな場所がある一方で、とても面倒見のよい所もあるとか。つまり私たちはとてもよいキャンプ場を選んでいたのですね。こうやって赤裸々に語ってくれたおじさんも、車を止める場所や涼しい昼寝の場所を教えてくれたり、面倒見のよい方でした。

人のみならず、屋久島は気候も極端なようで、山をはさんだ上と下(地元の人はこういう表現をしていました)では、天気がまるで違うみたいです。一方が大雨のとき、一方はピーカン。こんなに小さな島なのに・・・不思議です。山と海が共存して、まるで日本の縮図のよう・・・。

さて、のんびりとドライブを楽しみ、再び宮之浦に帰り、町で見つけた総合病院へ。痛みや腫れは少ないものの、やはり気になりレントゲンを撮ってもらいました。

骨に異常なし。大きな腫れもなし。多分捻挫だろうということになりました。充分に休ませるのが一番です、とお医者さん。まだ旅が一週間残っているのですがと伝えると、お医者さんは呆れ顔(^_^;)。でもそれならばと、包帯による足の固定の仕方や、10日分の湿布と痛み止めを処方してくれました。

屋久島の病院でもらった診察券は、もう二度と使うことはないかもしれません。でも、しっかり旅の思い出の品になりました。

同じキャンプ場で、広島からバイクでやってきた大学生と出会いました。彼は屋久島がすっかり気にいって、もうしばらく滞在するそうです。山もすでに2回登っていました。

すっかり仲良くなり、夜はキャンプ場で簡単な料理を作って、3人でいただきました。おばさんが、たくさんはないから他の人にはナイショねと、自家製のラム酒をご馳走してくれました。

砂浜での食事は最高です。ウミガメのために、砂浜では照明の使用が禁止されています。でも、月明かりが私たちをくっきりと照らし、影さえも作ってくれました。

明日はとうとう屋久島とさよならです。でも、旅はまだまだ続きます。

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Sunsetwithshogo

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日本西遊記-屋久島④

屋久島3日目です。

計画では今日は熊本の阿蘇に向かう予定でしたが、屋久島とこのキャンプ場が気に入ったので、滞在をもう1日延ばすことにしました。そうです、今日は予定のない1日。

朝からのんびりとコーヒーを飲みながら木陰で涼みました。私は普段は滅多にコーヒーを飲まないのですが、自然のなかでのコーヒーは別格です。

管理人のおばさんが私の足と夫の虫刺されを心配して声をかけてくれました。そして、湿布があるから必要ならいつでもあげるわよ、と言ってくれました。旅先でのこういう優しさはとても心に沁みてきます。

Rimg0113 夫がラッキーと遊んでいます。ラッキーは彼好みのワンちゃんなのです。

テントの前でボーとしていると、作業服の見知らぬおじさん(多分地元の人)が私たちのところへやってきて声をかけてきました。

「今日は何するんだ?」

島を一周してみようかなと思います、と夫が答えたら、「ヒマだったらちょっと来い」と言って、夫を連れて行きました。

待てど亭主は帰ってきません。ゴミの分別でも間違えて怒られてるのかしらん。さすがに気になって探しに行ったら、管理室の近くに夫の姿がありました。彼は私に、こっちへ来いと手招きしています。

管理室の隣の部屋に入ると、なんとそこは木工室。おじさんはどうやら、キャンプ場のご主人らしいです(あくまでも推測)。

Rimg0090 おじさんは突然←なことをやり始めました。 Rimg0092_1

←「やってみろ」と夫に道具を渡してくれました。
さっそくトライしてみます。おじさんのようにスムーズな手つきはなかなか難しいです。そして数分後・・・。

Rimg0178 ←菓子皿ができ上がりました!! さらに磨いてニスを塗れば完璧。
後ろには「屋久杉」の焼印を押してくれました。

さらに・・・

Rimg0181 キーホルダーも作らせてくれました。左が夫、右が私の作品。夫の方がデキがカッコいいなあ。夫のキーホルダーを見たおじさんが、「仕事はなにしてるの?」と聞いてきたほど。これも屋久杉の焼印入りです。

おじさんは屋久杉の木片が入った袋を見せながら、ヒマだったらこれで好きなもの作っていいから、と言って出て行きました。

木工細工が好きな夫は大喜び。道具を使ったのも始めて。しかもタダで体験させてもらって、作ったものもタダでいただいちゃったのです。よいのでしょうか、本当によいのでしょうか・・・!?

キャンプ場に滞在中の全員がやらせてもらえたわけじゃないんです。私が足を痛めて、夫が虫に刺されて、不憫に思って声をかけてくれたのだと思います。

滞在を1日延ばしてよかったと、二人でしみじみ。作ったキーホルダーをお互いのバッグにつけました。これからの旅へのお守りです。

午後は屋久島を回ります。続く。

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2006年8月 6日 (日)

日本西遊記-屋久島③

足に腫れはさほどなく、とりあえず持参した湿布とサポーターで様子を見ることにしました。

温泉で汗を流し、夕食はどうしようか、ということになりました。計画では屋久島ラーメンを食べにいくつもりだったのですが、下山が予定より遅くなってしまったため、ラーメン屋さんが閉まってしまいました。

車を走らせていると、道行く地元の人たちが浴衣を着て歩く姿がちらほら見られました。どうやら宮之浦港でお祭りをやっているらしいのです。

Rimg0085 浴衣姿を追いかけて港へ。夜店がいっぱい出ていました。

 屋久島のちまきを食べました。私たちが観光客だと知ると、よもぎ餅をおまけにくれました。

今回は記念すべき25回目のお祭りだそうで、水上花火、スターマイン、しかけ花火をやるそうです。地元の人に混じって場所取りをして、タイ焼きそばとタイカレー、鳥の皮のぎょうざなどを食べながら夜を待ちました。

Rimg0086_1 水上花火は初めて。迫力満点。でも、魚たちはびっくりだろうなあ。

 花火を撮るのは難しいです。けっきょく撮るより見るのに夢中。

 スターマインではみんなが拍手。子どもたちは「タマや~!!」と叫んでいます。

思いがけない花火大会に私たちも大喜び。地元の方たちともちょっぴり触れ合うことができました。屋久島は若い人たちが元気です。テキヤさんの屋台も懐かしい。

お祭りで驚いたのはゴミの収集。ゴミ箱の前に係りの人が何人か座っていて、ゴミを受け取ってくれるのです。ペットボトルのラベルをちゃんとはがして、分別をしていました。

夜も更けてテントへ戻り、湿布を変えたりしていると、外にいた夫が突然「痛いっ!」と叫びました。足を虫に刺されたようです。腫れています。痛がり方も尋常ではありません。田舎育ちの私は、虫の怖さを多少なりとも知っています。私はすぐさま管理人室へ向かいました。夫もついてきました。

「おばさん、彼が何かに刺されて痛がってるの」。
管理人室は暗くなっていましたが、玄関が開いてました。声をかけるとおばさんがすぐに出てきてくれました。

おばさんの話しによると、キャンプ場にはムカデがたくさんいるとか。おばさんも何回か刺されたようです。噛み跡をチェックしてくれましたが、はっきりした噛み跡はありません。アブかもしれないと言って、薬とガーゼで傷口をふさいでくれました。痛みはすぐ去ってくれたようです。

波乱万丈の二日目が過ぎてゆきました。

続く。

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日本西遊記-屋久島②

今日は登山の日です。屋久島の自然遺産を堪能する日です。

大きな荷物はテントに残し、身軽で出発。靱帯を痛めている左足が心配。ということで、私は登山用ストックを2本持参。

Tozan_2 こんなかっこうです(恥ずかし~(^_^;)。
 ストックを2本も使っている人はさすがにいませんでしたが、持っていって正解。けっこう道が険しいの。

Tozanmap 今回は有名な縄文杉コースは取らず、地元の人オススメのコースを歩きました。もののけ姫のモデルになった白谷雲水峡を巡るコースです。

Rimg0038 Rimg0039_1 当たり前のように出てくる鹿さんたち。

Rimg0043 二本足杉。

Rimg0049 こけにかかった露が
キラキラ光ってとっても綺麗。

トイレは途中の避難小屋のみ。ペーパーは便器に捨ててはいけません。
トイレの中にあるゴミ袋に中に捨てます。

Rimg0080_1 水の透明度は素晴らしい。沢の水をたくさん飲みました。
 でもさすが南国。山の中の水もなんとなく温かい。

 造り酒屋の間では、屋久島の水が日本で一番キレイだといわれています。

太鼓岩から眺める風景は素晴らしい。そんな噂を聞いて、太鼓岩を目指しました。到着までの10分は本格的な登山道です。

あとは岩に登るだけ・・・そんな瞬間、突然雨が降り出しました。
急いでレインコートを羽織りましたが、雨はかなりの勢い。急な岩に登るのは危険です。
雨はやみそうにありません。しばらくその場で雨に打たれていました。

雨がやみはじめ、ガスが晴れるまでお昼を取ることにしました。木陰に腰を下ろし、シングルバーナーでお湯を沸かして、コーヒーとレトルトのおかゆをいただきました。体が冷えている今、あたたかいお昼がありがたい。雨が完全にやんでから岩に登ってみました。

Rimg0069 ←ガスがかかってまったく景色が見えません。それでも粘ります。

Rimg0070 ←強風が吹き、ガスが飛ばされ始めました。

Rimg0071 ←・・・・見えたっ!!
思わず拍手喝さい!

中央に川が流れています。素晴らしい景色です。写真では伝えきれません。森の深さ、広大さ。これこそ屋久島、まさに「神」が住んでいる森です。感動で涙が出そうでした。

Rimg0075 1時間待った甲斐がありました。

Rimg0078

屋久島の山ではガイドさんが大活躍。多くの登山者がガイドさんをお願いしていました。
さすが世界自然遺産ですね。

さて下山です。登りとは違うルートを選んでみましたが、それでもやはり道はキツイ。

あともう少しで登山口へ到着です。あとちょっとなのに、とうとうやってしまいました。階段を降りていたときです。

パキッ、という音とともに左足に違和感が走りました。その音は、前を歩いていた夫の耳にも聞えたようです。
「どうしたっ!!」と、夫が青い顔して振り返りました。近くのベンチで休みました。音の割には痛みはありません。何とか歩けそうだし、あと少しで駐車場。頑張って歩きました。

まだ旅は始まったばかりなのに。
再来週からは新しい仕事も待っているのに。
こうならないように、ストックを使って慎重に歩いてきたのに。

自分の不甲斐なさに、車に乗った途端、涙がこぼれました。

続く。

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2006年8月 5日 (土)

日本西遊記-屋久島①

昨日、無事に帰ってきました。
今回の旅はいつもより出会いが多くてちょっとエキサイティング。じっくり旅行記をしたためてみたいと思います。
結果的に台風や雨の進路を先取りするようなルートになり、お天気に恵まれました。その代わり西日本の暑さはただごとではなかった(・。・;。

1日目は屋久島に向けて出発です。
数日前から荷造りでバタバタしていたせいか、ソーキチがなんとなく落ちつかない様子。出発のとき「行って来るね。お留守番よろしくね」と声をかけても、私たちに背を向けたままこちらを見ようとしませんでした(>_<)。完全にスネキチです。

まずは飛行機で鹿児島へ飛びました。鹿児島空港で屋久島の接続便を待っていると、さっそくちょっとドキッとすることが。屋久島の天候がくもり気味なので、もしかしたら奄美大島に着陸するかも、という案内放送がかかったのです。

奄美大島!?
悪天候で飛行機が飛ばない、引き返すかもしれない、という心配はありましたが、奄美大島は予定外。「知識がないっ!」と夫が少々オロオロ気味。

とりあえず屋久島への接続を待つ間、空港内のレストンランで黒豚トンカツカレーを堪能。飛行機が飛ぶのなら乗ってみようと話していました。奄美大島も楽しいかもよ♪。

とうとう飛行機の乗り込みました。昔懐かしいプロペラ機。

060805_12270002 すごい音です。

 天気は大丈夫でした(^o^)。

 機内でもらったキャンディを食べ終わらないうちに屋久島空港へ着陸。はやっ。20分くらいでの到着です。

空港の降り立った途端、ムッとした暑さが襲います。けっこう蒸し暑い。

レンタカーを借りて島を走ります。今日はシュノーケルと海水浴を楽しむ予定。そのためには、シュノーケルの道具を買わなければ。屋久島の大きな町のひとつ、宮之浦にあるヤクデンというスーパー&ホームセンターで、シュノーケルの道具を一色そろえました。

この日のために水着を買いました。でも当然、水着姿は非公開(^_^;)。
水中カメラで何枚か写真を撮ったのですが、まだプリントしてないので写真もアップできましぇん(>_<)。

一湊(いっそう)海水浴場の海の家で浮き輪を借りました。屋久島の海はけっこう怖いです。風も強いし、深くてすぐ足がつかなくなります。そしてウミガメが産卵する貴重な浜辺でもあります。ところが・・・。

夫が浮き輪を沖に流した!

なんとか捕まえようとしたのですが、波の流れがあっという間で捉えられませんでした。「諦めて。あまり沖に出ると危ないよっ!」私が叫びました。

浮き輪を捕まえようと必死になったとき、シュノーケルも海のなかに落としてしまいました。深くて潜れません。夫はしばらく落ち込んでいました。道具をなくしたことよりも、海にゴミを流してしまったことを責めていたようです。

Rimg0033

今日の宿泊先のキャンプ場。静かなところです。

すぐ近くに鹿が遊びに来ました(写真中央奥)。

 Rimg0030

キャンプ場裏の浜辺から見た夕陽です。
浜辺にはイスが置いてあって、
ここで夕飯を食べるキャンパーも。

Rimg0088 ウミガメの産卵あと。拡大すると、くぼみの周りに孵化した子ガメの足跡を見ることができます。こんなくぼみがたくさんありました。

Rimg0098 キャンプ場の番犬、ラッキー。
 場内の畑を鹿が襲うので、見張り番です。
 でも最近、ラッキーは鹿さんと結託したらしく、
 あまり吠えてくれないと、キャンプ場のおばさんが嘆いていました。

夕食は宮之浦の町にある潮騒で。鹿肉、地鶏の刺身、トビウオの焼き魚などに舌鼓。特筆すべきは首折れサバの刺身。鮮度を保つために、猟師たちが釣ったばかりのサバの首を折っておくのです。

今日の屋久島は蒸し暑く、テントの中で窒息しそうになり、夜中に目がさめました。夜空を見あげると、星、星、星!
メガスターで見た星はこれだったのね・・・☆彡。

続く。

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