英語の話し、これまでの勉強方法も振り返りながら、しばらく続けてみようと思います。
語学学習の基本はリスニング。私の尊敬する英語の先生によると、英語耳を鍛えるのが、一番早くてカンタンな語学上達の道だそうです。それは私も経験済み。リスニングに力を入れた後にTOEICに挑むと、かなりスコアが上がります。
でも、社会人になってやりなおし英語を始めてしばらくたったとき、「やっぱり文法もやらなきゃダメか~」とイヤイヤながら重い腰をあげました。何故かというと、基本的な文法をわかっていないと、英文が正しく読めない、書けない、ということに気づいたからです。
そこそっこ、英文法は苦手。未だにTOEICの文法セクションは、一番成績が悪い。
学生時代から文法に関してはひたすら逃げ回ってなんとか避けて誤魔化して過ごしてきました。だって難しいんだもん。それにつまんないし(-_-;)。
そんなナマケモノに分厚い参考書を与えても、途中で投げ出すのは目に見えてる。そう考えた私は、わかりやすくてページ数も少ない文法書を探しました。そしてついに見つけたのが、CD付 高校3年間の英語を10日間で復習する本―正しい発音は耳から学ぶ!
タイトルにだまされちゃいけません。実際は10日間で復習できるわけがない(^_^;)。
でも、5文型から始まって、関係代名詞とか比較とか、基本的な文法をわかりやすく説明してくれていて、文法ってもしかして楽しいのかもっ! と、思わせてくれた1冊。付属のCDは日本語→英語音声が入っているので、文法の説明を理解したあとは、ひたすらCDを聞いていました。
これで文法は大丈夫っ! ・・・・と喜んだのもつかの間。
文法やったのに、英語が読めない、書けないっ、使いこなせなーいっ! どおしてっ??
・・・今考えると当たり前なのです。実際に生活の中で使われる文法は、参考書に載っている例文みたいにシンプルなものではなく、複雑に絡み合っているのですから。
そこで今度は、「文法を使って文章を読む」という方法を思いつきました。ここまで来ると意地になります。選んだ教材は、坂本英知の英文読解が面白いほどできる本
完全に大学受験向けの教材。有名な「英文解釈教室」も手に取ってみましたが、とても歯が立ちそうにありません。
でも、この本はわかりやすいと思いました。まずは自分で長い文章を分解してみます。これは主語で、これは動詞で・・・というように。そして解説を読みます。解説はていねいです。文章を分解して、これは主語、述語、目的語、品詞は形容詞、副詞・・・のようにていねいに教えてくれています。何とか1冊、やりきりました。
受験英語って、巷では軽蔑されがちですが、実際にこれをやってみて、バカにできないなと思いました。大人になってから語学を習得する場合は、やはり理屈でひとつずつ文章を分解して読みほどいてみる時期がないと、英文の構造を理解することはできないと実感。
以降、しばらくの間、英文を読むときは文法=文の構造を意識するようにしました。最後には、パズルを読み解くみたいに楽しくなっていました。
今ではほとんど意識せずに読んでいますが、迷ったときは焦らず「主語はどこだ、動詞はどこだ」と探すようにしています。
英作文も学習のなかに取り入れました。書ける=文法を理解している ということだと思ったからです。これも大学受験用教材を使いました。タイトルは忘れちゃったのですが・・・文法事項別に練習問題があって、模範解答には日本人が訳したもののほかに、ネイティブが訳したものもあり、日本人とネイティブの発想の違いが面白かった。これも、クイズ感覚で楽しみました。
英語の学び方は人それぞれなのですが、どうやら私の場合は、クイズ感覚で取り組む方法が一番長続きするようです(と、前回と同じセリフで終わってしまった)。
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