南信州③ラーメン&人形美術館
実は前日の午前中、夫の携帯にお知らせが入りました。
「台風のため、フェリーは欠航いたします」。
そうです。今回のサプライズとは、21時間のフェリー旅を楽しむだったのです。
飯田から名古屋までバスで約2時間移動し、名古屋港から仙台まで向かう予定でした。太平洋フェリー「きそ」の洋室一等客船も予約してたんですよ~~(しかも窓側)。タイタニック気分を目いっぱい味わおうとしていたのに・・・とってもとっても悔しいっ!
自然には逆らえないからしかたがないですね。ネットで「きそ」の内部の様子をアップしたサイトを見つけたので、リンクさせていただきます。みなさんもこちらでお楽しみください。ぐっすん。
台風で中央道・中央本線ともに不通になってしまったので、実家への滞在を一日伸ばしました。風雨がひどくならないうちに、飯田の街を楽しみましょう。
さて、私は故郷へ帰ると必ず寄るところがあります。それが、
新京亭のラーメンを食べる!!
生まれて間もない頃から、祖父に連れられて通ったラーメン屋さん。もう大好きです。これ以上の味のラーメンに出会ったことがないと感じるくらい。
もっとも、夫にしてみればメチャクチャおいしいというわけではないようで、私にとっての「おふくろの味」みたいな存在なのでしょうね。これを食べると「故郷に帰ってきた~」という実感がわくのです。
ラーメンを食べたあとは川本喜八郎人形美術館へ。今年できたてのホヤホヤ美術館です。
ほとんど知られていないのですが、飯田市は別名人形劇の街と言われています。古来から人形浄瑠璃が盛んで、20年くらい前から毎年1度、世界人形劇フェスタというお祭りも開催され、世界中の人形劇団が集まります。
このほかにも飯田市は、水引の生産量も全国の70パーセント以上を占めています。実は私も高校生の頃、水引の内職を経験したことがあります(笑)。
こういった伝統芸能や伝統工芸が存在し、城下町でもあることから、飯田市は全国京都会議から小京都として選ばれています。
(もっとも、こういう知識は故郷を離れてから知ったことなのですが)。
母の話しによると、このところ飯田・下伊那地区がけっこう注目を集めているとか(何で集めているかはよくわかりませんが(笑))。
そういえば先日、通訳案内士試験を受けたとき、日本地理の試験でしょっぱなから飯田・下伊那の設問が出てきたのにはびっくりしました。かなりマイナーな土地なのに・・・思わずラッキー!と心の中で叫んでしまいました。
話しがそれましたが、川本喜八郎さんとはNHKの人形劇ドラマ「三国志」の人形を作った方で、人形劇フェスタで飯田市を訪れて以来この地に興味をもったそうです。
美術館の中には川本さんから寄贈された人形がたくさん展示されています。
平日の午後、しかも台風前だったのでお客は私たちだけ。ガイドさんがつきっきりで解説してくれました。でも三国志って難しい~(+_+)。人間関係やら政治が複雑で、ほとんど理解できませんでした。
三国志マニアの方から突っ込んだ質問が来るといつも困ってしまう、とガイドさんから思わずホンネも聞かれました(笑)。
夕方くらいから雨が降り始めました。台風はちょっとそれたみたいで、さほど強い風と雨は感じられませんでした。夜中だったからかな?
フェリーはダメになってしまったけれど、旅はまだまだ続きます。お楽しみに!
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